看護師になって現場を経験すると更なるステップアップをしなければならない、と思う人も多いことでしょう。自分の知識を広げるためには日々の積み重ねや勉強は欠かせません。また、研修という機会は周囲の人たちとそんな意思を高め合う大切な時間であり、普段なかなか得られない経験から学ぶことが出来ることもあります。
このように、看護師にとって学ぶことの出来る時間は、大変貴重であると共にその努力や得た知識は患者さんに繋がるのです。
「クリニカルラダー」は、看護師の臨床実践に必要な能力を段階的に表現したものです。この評価は課題に対してどのような業務をするのか、またその役割をどう発揮するのかなどを実践的に行い、評価されることで将来的にキャリアアップ出来るよう支援することを目的としています。
また、このときの臨床実践能力とは、自己教育力(自己を成長させる力)と看護実践力(看護をする力)、マネジメント力(役割を果たす力)のことを示します。段階的な評価は初心者から始まり次に新人、一人前、そして中堅へと進んでいくのですが、これは院内研修期間と比例する評価になります。
これらは研修先により表現は異なりますが、例えば中堅は看護の実践モデルとして後輩を指導することが出来る他、リーダーシップが発揮出来るという評価を得られます。また、中堅以上でありクリニカルラダーの最高位であるエデュケーションナースとして評価されることは、管理者や専門認定看護師、ジェネラリストなどの評価を得ることでもあるのです。
更に細かくステップ別研修は行われますが、それだけ質の高い看護を一人一人に求められていることの表れでもあるでしょう。
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